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zoom RSS 乳幼児からの性のはなし 〜土屋麻由美助産師の

<<   作成日時 : 2015/01/25 08:36   >>

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土屋麻由美先生(助産師)の『性の健康教育』
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みなさんが学校で学んだ性教育ってどんな内容だったか憶えていますか?

性教育について、友人やママ友達、夫婦や恋人、子どもと性について話した事ってありますか?

日本では、まだまだ性教育って十分じゃないなって思います。

こども達の犯罪の中にも、性的な犯罪って増えてきています。

正しい知識を適切な時期に教えられていないから、興味や先入観念にとらわれてしまう事って多いと思います。

性についてもっといろいろなことを考えて、大切な性をゆがめてしまわないようにしていきたい...

そして、大切なこども達にも伝えていけたら良いなと思います。

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乳幼児からの性のはなし(自然育児友の会会報掲載 2003.5月号)

 私は現在、出張専門で助産婦の仕事をしています。自宅出産では、お兄ちゃんお姉ちゃんがよくお産に立ち会います。その中で、小さなうちから、命に向かい合っていること、命の誕生を肌で感じること、親の必死な姿を見ることは、とても大切なことだなあと感じています。お産を通して、「自分もこんなふうにうまれてきたの?」「ぼく(わたし)が生まれてきてうれしかった?」「私もこんなに小さかったんだ」「赤ちゃん泣いてるよ。おっぱいあげて!」…と、その場から、本当に多くのことを自然に学んでいくのです。素晴らしいなと思います。そして、赤ちゃんの隣にねっころんだり、頬ずりしたり、かわいいねと何度も何度も言ってはうれしそうな目をします。きょうだいが仲良い姿は親としては本当にうれしいものです。『生まれてきた新しい命を大切にすること』これは、人間としての原点だと思います
 
 生まれたばかりの新しいきょうだいを小さなお兄ちゃんお姉ちゃんに抱かせるということを、私は大切にしています。「赤ちゃん抱いてみようか…?」というと、大抵のお母さん、お父さんは大丈夫かな…と心配そうにします。危なげであっても、満足そうにきょうだいを抱いている我が子を見て、親たちもいろいろな思いを巡らせている感じです。一回一回、何かを子どもは感じ取っていきます。重たさ、首がまだしっかりしていないこと、安心して泣きやむこと、温かいこと、小さいこと…一つ一つ、とても大切な発見です。そして、赤ちゃんを自分に見立て、いろいろなことを考えます。そして質問してきます。そして学んでいきます。生きた学びです。
 
 性の教育って、何も親が教える事ばかりではありません。母親の妊娠、出産、育児を通して、自然にありのままの姿を見て感じ取らせることで、生きた性の教育が出来ると思います。子どもがその場から、何かを感じ取る力がつくということはとても大切なのです。そのためにも、いろいろな経験をさせるということが必要です。
 
 私がそもそも、性の教育に関わるきっかけとなったのは、産婦人科にパートに行っているときの経験からでした。高校の制服のままで、中絶の相談に来る女子高校生、何度中絶をしても、また来てしまう子、彼氏と二人で妊娠の診断を受けに来て、診察が終わって待合室に出る否や、彼氏に向かって、「やっばー、やっぱそうだったよ。」と周囲の人がいるのも気にせずに話しをしているカップル、相談に来ているにも関わらず、彼女に妊娠についてどう考えているんだと聞かれても、何一つ自分の意見を言えない男性などなど、いろいろな場に遭遇して、この人達に私は助産婦として何を出来るだろうか?どうしたら、この人達は、自分の体や人の命を大切にすることが出来るのだろうか?ということを考えさせられていました。

 その時思ったのは、もちろんこの時期の人達への性の教育は必要ですが、「自分の体だから、好きにしても良いでしょ。」と思ってしまう前の段階で、もっと自分の体を大切なものと考えて、自分の考えをきちんとも持って行動できるようにするには、早い時期からの性の教育が必要だと考えるようになったのです。こども達と日々接する職種の方が危惧されているのは、やはり自己肯定感が低いと感じる子が増えているということです。一度、自分を大事に思えなくなってしまった人に対して、他人がはたらきかけていって、変えていくと言うことは本当に大変なことだと思います。
 
 そこで私が、こども達が小さな時にしっかりと教えていきたいことは、人が嫌がることをしない、他人を傷つけない、すべての命を大切にする…そして、自分を好きになるということです。性の教育は命の教育でもあります。これまで性教育というと、初経教育、第二次性徴、避妊、性感染症、性交などの狭義の性で捉えている事が多かったと思われますが、本来はもっと、生き方、心と体と両方の側面から多くのことを考えていく本当に大切な人間教育の中の一つだと思います。そのためは、まず、自分がうまれてきた時のことについて聞くことが第一歩で、ひとりひとりの人間が今こうして生きているということは、当たり前のことではなく、いろいろな人の力があって、ここまで、一つの命が生かされているすばらしさを感謝しつつ、自分を大切にして生きていくことを考えていけると考えています。そして、その為にはからだの仕組みを知ること、いのちを次の世代にバトンタッチしていくことも、当然知らなくてはならないことだと言えます
 
 このところ、性教育に対して、行き過ぎた性教育のバッシングの記事が続きましたが、良いこと、新しいことをしようとするところに、否定的な意見は付き物です。子ども達に性の教育をするのと同時に、性教育を十分に受けてきていない大人達、性を語ることに対してタブーとされてきた世代の大人達に対しても、偏見を無くしていけるように話しをしていくことが必要だと考えます。こども達にいくら大切な話しをしても、家庭や地域に帰ったときに、大人達がそれを否定的に捉えたり、誤った情報を与えてしまったり、社会の環境が悪くては、十分とは言えません。
 
 性のはなしの講座を開いても、参加するのは断然女性が多いのが現状です。子どもの参加も、女の子は連れてきたけれど、男の子はお父さんとサッカーの試合を見に行ってしまった…なんて言うことは良くあります。けれども、ポルノ雑誌やアダルトビデオにアダルトサイトは男性サイドにたっての偏った見方で描かれていることが多いですし、セックスに関しても、まだまだ日本は男性主導型で、女性がいくら避妊が大切だと考えていても、しつこく言ったら彼氏に嫌われてしまうとか、彼が良いって言うなら無理には…と考えて避妊に消極的であるというデーターが出されています。先進諸国の中で10代のHIV感染者が増加しているのは日本だけですし、男性にも性のはなしをエッチな話しに捉えだしてしまう年齢にはいる前に、正しい知識を与え、自分自身のsexualityを確立させていったら、日本の世の中も変わっていくのではないかと思うのです。ですから、私は本当は、男の子こそ性の健康教育が大切だと考えています。
 
 私事になりますが、うちにも2人の男の子と1人の女の子がいます。私はこども達には、小さいときから、隠さず、ごまかさず、嘘を言わないというスタンスでこれまで性の健康教育を行ってきています。おちんちんの洗い方から始まって、生理のはなし、おっぱいのこと、お産のこと、妊娠について…チャンスを見つけては、話しをするようにしてきています。学校でも、女の子の初経については小学4年生の頃話しがありましたが、うちでは小学校にはいる前、小学3年生頃に話しをしました。小さな頃は、お母さんの血の付いたナプキンがあって、「おかあさんどうしたの?怪我したの?痛いの?」と言う場面で、生理についての話しをしました。3年生の時には、お友達の中にも、生理が始まる子がいるかもしれないので、その時の女の子のからだの様子や、気分などについて話し、男の子としては、どのような配慮が必要かを一緒に考えてみました。ただ知識を与えるだけではなく、親の考えを話してみたり、自分ならどう考える?ということを、考える場を与えてみることも大切なことだと考えています。親子で、家庭で、性のことを語り合えるようになると良いなと思います。


出典:http://homepage2.nifty.com/asanomi/sub9.html

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