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zoom RSS 災害時のミルク支援は、諸刃の剣〜 まず母乳を安心して飲ませられる場所を!

<<   作成日時 : 2011/04/17 23:27   >>

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被災地からの映像の中には、
「赤ちゃんのためのミルクが足りない」というメッセージがちらほら、出てきています。

赤ちゃんの健康を気遣う方からの善意のメッセージであることは、重々承知です。

でも・・・


粉ミルクは、平時の日本のような、
水、電気や燃料、電子レンジや鍋、温度計などが日常的に使える環境でなら、
赤ちゃんの健康を害すことを、そう心配するものではないのですが、

被災地では、話が別です。

◆80度未満で調乳すると、赤ちゃんがお腹を壊す恐れがあります。
 哺乳瓶や乳首を清潔に保つ設備(水や燃料)が必要です。
 不衛生な器具での哺乳は、感染症の原因となります。

◆ミルクを安全に飲ませるためには、貴重な水や燃料を大量に消耗してしまいます。

◆今までよりミルクの量を増やすと、
 その分だけ、母乳を通じて与えていた免疫物質を与えられなくなるため、
 赤ちゃんが感染症に、より罹り易くなり、治りにくくなります。

◆ミルクだけで赤ちゃんを育てているお母さんは、そんなに多くはなく、
 たいていのお母さんは、母乳も飲ませています。


ですから、
粉ミルク以外に何も口にできない赤ちゃん以外に対してミルクを配ることは、
実は、避難所全体の状況を悪化させる危険があるのです。


一方、
母乳は完全無欠の栄養を赤ちゃんに与え、
さらに、母乳の中の感染防御因子が、非常事態で流行する可能性のある下痢や呼吸器感染から赤ちゃんを守ります。

被災地に安易にミルクを送ることは、
ミルク使用におけるリスクを知らない方を、
無用に危険にさらすことになってしまいます。


被災地では、まず、お母さんたちが母乳を安心して飲ませられるように心配りをすることが、
避難所全体にとってもメリットとなるはずですす。


お母さんたちと、避難所で支援してくださってる方に
まず知っていただきたいことをまとめした。

◆ストレスでは母乳は止まりません!

◆お母さんが充分な栄養を摂れなくとも、母乳の栄養は完全です。

◆ストレスで量が減ったような気がしても一過性のもの。
 できる限りリラックスできる場所で赤ちゃんが欲しがる度に授乳しよう。必ず、元のように出ます!

◆乳首を消毒・清拭する必要はありません。手指を洗えなくとも、乳首や乳輪に触れなければ大丈夫。

◆今までミルクを補っていたママでも、頻繁に吸わせれば、母乳の量を増やせます。



避難所で支援している方たちに知っていただきたいことは、上記に加え、

◆赤ちゃんが泣くことで、お母さんたちは周囲に気を遣い、焦ります。
 その気持ちが赤ちゃんを不安にさせて泣き易くし、さらに母乳の量を減らしてしまいます。赤ちゃんのお母さんに優しい言葉がけをして、肩を抱いてあげて下さい。

◆赤ちゃんのお母さんには、人目を避けられる暖かい場所で、安心して授乳できることです。

◆赤ちゃんに授乳することで、お母さん自身の体内では、ストレスに耐え易くなるホルモンが作られます。

◆ミルクだけで育児しているお母さんは意外に少なく、たいていのお母さんはミルクと母乳の両方を赤ちゃんに与えています。

◆ミルクよりも必要なものは、母乳を作るために母親が食べる食糧と飲料、授乳場所です。

◆ミルクを不適切な方法で赤ちゃんに与えると、下痢や感染症になる危険があります。
 ミルク使用で、避難所の状況が加速度的に悪化することを、母乳育児の専門家は危惧しています。 


詳しくは、↓をお読み下さい。
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★★★地震や水害にあった母乳育児中のお母さんへ★★★
http://www.jalc-net.jp/hisai_mother.pdf

○母乳育児中のお母さんは母乳育児を続けましょう
このような状況で母乳育児を続けることはとても重要です。母乳育児は赤ちゃんの命を救います。母乳育児は完全無欠の栄養を赤ちゃんに与えます。さらに、母乳の中の感染防御因子が、非常事態で流行する可能性のある下痢や呼吸器感染から赤ちゃんを守ります。一方、安全な水や、お湯を沸かす燃料のない場所での人工乳の使用は、栄養不良、疾病、乳児死亡のリスクを高めます。母乳育児を続けることで、お母さんも子どもも慰められ、心の支えが得られます。

○ストレスで母乳が干上がることはありません!
極度のストレスや恐怖で一時的に母乳の出が悪くなることはあっても、それは一過性のものです。母乳育児をすると、お母さんも子どもも落ち着き、実際に緊張が和らぐようなホルモンがつくられるという医学的根拠が証明されつつあります。一時的に出が悪くなっても、赤ちゃんが欲しがるたびに欲しがるだけあげているとまた母乳は出てくるようになります。

○栄養状態のよくないお母さんの母乳にも、完全な栄養が含まれています!
母乳の栄養はいつでも完全です。お母さんが深刻な栄養失調にかかったときのみ、母乳の量が減ります。とはいえ、災害時は授乳中のお母さんが十分な栄養をとれるよう、人工乳の配給よりも、お母さんのための食べ物や飲み物を優先的に確保するようにしましょう。お母さん自身が少しでも体を休めてリラックスし、きちんと食べて十分な水分を取るように気をつければ、母乳の出をよくすることができます。

○下痢の赤ちゃんでも母乳は続けられます!
母乳の中には免疫が含まれています。母乳で育てられていて、極度に下痢をしている赤ちゃんで、脱水症状がある場合は、医療を受ける必要があります。その場合も、母乳育児はやめたり減らしたりするべきではありません。非常事態では水が汚染されることが多く、哺乳びんやおしゃぶりも汚染されていることが多いので、注意が必要です。母乳だけで育っている赤ちゃんにおしゃぶりは必要ありません。

○一度は母乳育児をあきらめた人も、必ず再開できます!
母乳復帰の方法を用いれば、お母さんが母乳育児を再開することは可能です。母乳復帰をすれば、非常事態において、生命を救う栄養と免疫面での恩恵が得られます。これまで混合で、人工乳をたくさん飲ませていたお母さんも、授乳の回数を増やし、赤ちゃんに何度も吸ってもらうようにすれば、母乳の量を増やすことができます。

○母乳が足りないのではないかと思ったら、便や尿を確認しましょう
月満ちて生まれた健康な赤ちゃんは、生後3,4日ころから1日に6−8回の尿をします(紙おむつなら5−6枚)。生後6−8週間くらいまでは、1日に3−5回の便がでます。欲しがるだけ欲しがるたびに乳房を含ませましょう。新生児は1日8ー12回飲むのが平均ですが、もっと飲む赤ちゃんもいます。赤ちゃんが欲しがるたびに授乳できていて、赤ちゃんの肌の色つやがよく手足をよく動かしていて、 いつものように便や尿が出ていれば大丈夫です。

2004年10月30日作成:
■■災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会■■
   ★日本ラクテーション・コンサルタント協会 (JALC)
   ★ラ・レーチェ・リーグ(LLL)日本
   ★母乳育児支援ネットワーク日本(BSNJapan)
●なお、日本ラクテーション・コンサルタント協会とラ・レーチェ・リーグ日本では、被災された方のために無料で母乳育児相談に乗っています。

■■問い合わせ■■
(援助者向き):contact@jalc-net.jp(日本ラクテーション・コンサルタント協会)
(被災されたお母さん専用):hisai_support@llljapan.com(ラ・レーチェ・リーグ日本)

参考資料:
WABA:「グローバル化」時代の母乳育児 2003年
BFHIニュース、ユニセフ 1999年9月/10月
WHO/ユニセフ「乳幼児の栄養に関する世界的な戦略」2003年(2004年訳)
ラ・レーチェ・リーグ・インターナショナル「月満ちて生まれた健康な母乳育ちの赤ちゃんが、母乳がたりているかどうかを見分ける方法」(2003年改訳)


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★★★お母さんを援助している方、及び、メディア関係者の方へのお願い★★★
http://www.jalc-net.jp/hisai_media.pdf

○緊急時だからこそ母乳育児を支援してください!
紛争や災害を抱える多くの国で支援活動をしている国連児童基金(ユニセフ)と世界保健機関(WHO)が出した「乳幼児の栄養に関する世界的な運動戦略」には、次のように書いてあります。

『乳幼児は、自然に、もしくは人為的に引き起こされた災害の際にはもっとも脆弱な犠牲者となります。母乳育児の中断や不適切な補完食(注:離乳食のこと)は、栄養不良、疾病、死亡率のリスクを増加させます。例えば難民キャンプで無差別に母乳代用品(注:粉ミルクや哺乳びん)を配布するような行為は、早期かつ不必要な母乳育児の中止をもたらしかねません。

ほとんどの乳幼児に対しては、母乳育児の保護、推進、支援、および適切な時期に安全で適切な補完食が与えられるという保証に重点がおかれなければなりません。

母乳代用品で育てなければならない乳児も常に少数は存在するでしょう。適切な代用品が供給されなければなりません。そして、それが通常使用される一連の食品や医薬品の一部として、調達され、配布され、安全に与えられなければなりません』(日本ラクテーション・コンサルタント協会訳)

○授乳中のお母さんには特別なニーズがあります!
災害時の授乳中のお母さんには、人工乳ではなくお母さんのための食べ物や飲み物が十分に行き届くようにお願いします。なぜなら、赤ちゃんを母乳で育てるのに加えて、年長の子どもたちや子ども以外の家族を世話するためにも元気でいる必要があるからです。小さな赤ちゃんのいるお母さんが集まって安心して、くつろいで授乳できるスペースの設営が理想的です。

○非常時こそ母乳が大切です!
母乳育児は赤ちゃんの命を救います。母乳育児は完全無欠の栄養を赤ちゃんに与えます。
さらに、母乳の中の感染防御因子が、非常事態で流行する可能性のある下痢や呼吸器感染から赤ちゃんを守ります。

一方、安全な水や、お湯を沸かす燃料のない場所での人工乳の使用は、栄養不良、疾病、乳児死亡のリスクを高めます。
母乳育児を続けることで、お母さんも子どもも慰められ、心の支えが得られます。

○お母さんには精神的なサポートが必要です!
一方で、授乳中のお母さんは摂取カロリーが極端に不足すると母乳の分泌が低下することがあります。
ストレスで一時的に母乳の出が悪くなっているお母さんには精神的なサポートをお願いします。
母乳が足りなくなって、人工乳が必要になると、避難中の貴重な水や燃料、消毒のための資源を消費することにもなります。そして、人工乳は本当にそれが必要な赤ちゃんにきちんと行き渡るようにお願いします。

○支援と報道に配慮をお願いします!
脆弱な子どもたちと同様に「授乳中のお母さんには特に十分な食べ物が行き届く」よう配慮がぜひ必要です。
母乳育児中のお母さんが安心して授乳を続けられるような支援、報道の配慮をお願いいたします。


作成:災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会

NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会 (JALC)
ラ・レーチェ・リーグ(LLL)日本
母乳育児支援ネットワーク(BSNJapan)

参考資料:
WABA「グローバル化」時代の母乳育児 2003年(BSN訳)
BFHIニュース、ユニセフ 1999年9月/10月
WHO/ユニセフ「乳幼児の栄養に関する世界的な運動戦略」2003年(2004年JALC訳)
なお、NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会とラ・レーチェ・リーグ日本では、被災された方のために無料で母乳育児相談に乗っています。
■問い合わせ(援助者向き)info@jalc-net.jp(NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会)■
■問い合わせ(被災されたお母さん専用):hisai_support@llljapan.org(ラ・レーチェ・リーグ日本)■

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<災害時の乳幼児栄養に関する指針>
http://www.jalc-net.jp/hisai_forbaby.pdf(リンク)からの抜粋
PDFには写真もあります!

4.人工栄養が必要な乳児の場合の安全な調乳法

人工栄養児にはもちろん安全な人工乳が必要です。下記のことに注意して安全な調乳を心がけましょう。
1)清潔な水と洗剤で洗った容器、できれば消毒した容器を使います。きちんと洗わず消毒液につけただけでは、かえって不潔です。
2)人工乳首は洗浄がむずかしいため、十分な洗浄ができるようになるまでは、授乳には小さなコップを使うのが望ましいでしょう(★参照)。
3)調乳の際は、粉ミルクの缶に付記されている説明文を読み、粉ミルクとお湯は正確な割合で調乳します。
4)2時間以内に使用しなかった場合は廃棄します。

★コップでの授乳の方法
哺乳びんを使用するのではなく、調乳したミルクや母乳はスプーンや小さなコップで飲ませることができます。これは生後すぐの赤ちゃんでも安全に行えます。消毒ができないような状況下では、使い捨ての紙コップが便利です。
1)赤ちゃんが完全に目が覚めている状態で母親のひざに乗せ、やや縦抱きになるような姿勢をとります。
2)コップを赤ちゃんの唇にふれるようにします。コップの中のミルクが赤ちゃんの唇にふれるくらいにコップを傾けます。コップと赤ちゃんの唇の位置は、コップを下唇に軽くふれるようにし、コップの縁が上唇の外側にふれるような関係となります。
3)赤ちゃんの口の中にミルクを注ぐのではなく、コップを赤ちゃんの唇につけたまま保持し、自分自身で飲むようにします。
4)赤ちゃんは満ち足りると口を閉じ、それ以上飲もうとしなくなります。どのくらい摂取しているかは、1 回ごとにみるのではなく、24 時間以上の期間で見るようにしましょう。

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こちらも是非、ご一読下さい。

災害時のミルクの支援に希望すること(高松市の産科クリニック勤務の産婦人科医の方のブログ)
http://smilehug.exblog.jp/d2011-03-15/

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「お産とおっぱい・おしゃべり会」では、

母乳や育児に関する相談会やイベント、ママ向け講座を

定期的に開催しています。


会場は、東京・杉並で(阿佐ヶ谷、浜田山近辺が多いかな?)

参加費には、杉並子育て応援券も使えます。

もちろん、杉並以外にお住まいの方も、大歓迎です。


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